HOME > 仕事と家庭と自分時間を両立するには


 

両立の鍵は

「家庭内での母親の役割を変えること」

 

家事をして家庭を守るだけではない「母親の役割の新常識」とは?

 


 

仕事も家庭も自分のことも大切にする「笑顔の大人の背中」を子どもに見せること

 

早く大人になりたい!子どもが自分の可能性を信じ夢や希望を抱くことのできる大人に育てる

 

子どもはお母さんにいつも笑顔でいて欲しいと思っています。子育てのために仕事を辞めた。自分のやりたいことをあきらめた。子どもがそれを知ったら、どう感じるでしょうか?父親や仕事に対する不安や不満を口にすれば、それを子どもは全て聞いています。だからといって、子どもに弱みを見せない。ということとは違います。母親も父親も、仕事と家庭と自分時間の両立を当たり前にし、大人がやりたいことをあきらめない背中を見せることは、子どもの生涯にわたる家庭のあり方に影響を及ぼします。

 

 

家庭を自分と家族、子どもにとって家庭を「居心地の良い居場所」にすること

 

自分も家族も子どもも、みんなが居心地の良い家庭のカタチを見つける

 

今も、そして大人になっても、子どもが成長するにつれて、いやなことも、大変なことも、苦しいこともあるかも知れません。そんな時、家庭が安心できる居場所であれば、いつでも帰ってくることができる。今も、児童虐待、家庭内DVなど、子どもの居場所となっていない家庭があります。また思春期になって、家庭の居心地が悪く外に出ていく孤独を抱える子どもが後を絶ちません。子どもにとって、生涯の居場所となる家庭がどんな場所かを決めるのは母親ではないでしょうか。

 

 

「子どもと父親の関係」を良くする働きかけをすること

 

すでに子どもに対する父親の役割も変わっています

 

かつては「収入を得ること」が父親の家庭内での大きな役割でした。それで日本の経済社会がちょうど良く回っていたからです。しかし人生100年時代と言われ、全ての人が働く社会になった今、イクメンという言葉や、男性の育休取得が推進されているように、父親の役割も変化をしています。しかしまだまだ「働くこと」が父親の役割だと思っているお父さんも多いです。父親も子育てに関わることで、父親の自覚が芽生え、子どもと父親の関係が育まれます。これからの社会では、より子どもと父親の関係が大切になってくると思います。

 



 

仕事と家庭と自分時間を両立できる家庭

 

それは自分も家族も居心地の良い「家庭環境」です

 

家庭環境は自分で変えることができます

 


頭では分かっていても なぜ私たちはワンオペ育児をがんばってしまうのか?

それは社会が大きく変化をしているからです


 

「子どもの手が離れるまで がんばればいいんですよね?」

 

子育ては「手が離れるとお金がかかる」と言われています。子どもの自分でできることが増え、手がかかることは減っていくかも知れませんが、親としての関わりが減ることはありません。子ども自身の世界が広がっていくにつれ、行動範囲が広がり目が届きにくくなります。病気やケガ、学校や友人とのトラブル、受験や子ども自身の悩みなど、子どもに寄り添う時間は、減るどころかしっかり確保をしておきたいものです。

 


 

 「家族のカタチ」は日々の積み重ねです

 

子どもが思春期になって、子どもの行動や進路など、お母さんとぶつかった時に、ここぞとばかりにお父さんの出番(とお父さんは思っています。)がやってきました。

 

父「お母さんにそんな口のきき方するとは何様のつもりだ!」

父「お前の年では、まだ社会のことを何も知らないだろ!」

 

お母さんは気づいていませんでしたが、子どもには通用しませんでした。

子「お父さんは、私の何を知っているの?!」

子「お父さんに、そんなこと言われたくない!」

 

子どもから見た父親との関係を、ズバリ言い放ったひと言です。

言うまでもなく、子育ては全てお母さんがしてきた家庭なのでしょう。

 

家族の関係は日々の生活の積み重ねによって育まれていくものです。

いざという時に、家族が支え合えるかは、子育て期に家族がどう過ごしたかが影響します。

 


子どものために パパにも子育ての機会を!それができるのは母親だけです

 

「でも、うちの夫、家事も子育てもできません・・」

 

どう子育てをしたらいいか分からなかったのは、私たち母親も同じことではないでしょうか?しかし女性は、産まれた時すでに、それまでお腹の中で守ってきた命、自分の命をかけて産み落とした命を守るという「母親と自覚するための経験を子どもと一緒に」してきています。しかしこの経験を父親はすることができません。だからこそ、子育てはやってみなければ、できるようにはならないのではないでしょうか。

 


 

子育てはやってみなければ分からない?

 

少子高齢化の現状について講演をさせていただいた時のことです。最後の質疑応答でこんな質問をいただきました。

 

「子育てほど幸せで素晴らしいことはないのに、なぜ今の女性たちは子どもを産まないのですか?」

 

この質問をされたのは、ご年配と思われる男性。そして、私に視線を向けているご年配の男性のほとんどが首を大きく縦に振っていました。私の笑顔は引きつっていたかも知れません。

 

「シニア男性は、子育ては女性にとって幸せなものだと思っている。」分かっていたつもりでしたが、そう実感した瞬間でした。

 

おじいちゃんは、孫がとてもかわいいそうです。自分の子どもが小さい頃は一緒に過ごす時間は少なかった。仕事を離れてやっと時間ができて、子どもとは遊べなかったけど、血のつながった孫と遊ぶことができる。

 

おじいちゃんが、幼いわが子と遊べなかった理由は、想像がつきますよね?当時の家庭内での父親の役割は「お金を稼いでくること」だったからです。

 

子育てを経験してこなかったシニア男性は「子育ては幸せなもの」と思っています。しかし、1人で子育てをしたことのある母親なら、命を預かる重圧と緊張感の中で子どもがかわいいだけではないことを、誰もが知っていると思います。幼いわが子と向き合ってみなければ、子育てがどういうものか、実感することはできないのです。

 


親が直接子どもに関わることができるのは10歳まで。その後は社会で学んでいきます。

10歳までの親子関係、家庭環境が子どもの根っこになります。

 

 

「でも、子どもは母親の手で育てるべきですよね?子どもはママが好きなんで。」

 


 

子どもが3歳になるまでは母親が子育てをした方がいい?

 

これはいまや日本の経済社会が作り出した神話と言われています。

 

かつての日本経済では、お父さん1人が仕事をしていれば家族全員が生涯幸せに暮らすだけの収入を得ることができました。そのため、お母さんは家庭内の家事や育児を担当することになり、こんな言葉が信じられてきました。

 

しかしすでに、少子高齢化による人口減少により、経済社会のバランスが大きく変化をしています。お父さん1人の収入では子どもを育てることが難しくなり、女性活躍、働き方改革など、女性も働く時代となっています。

 

これが「3歳児神話」の正体です。母親として子どもにしてあげられることは人それぞれ。愛情の伝え方に決まりはないのではないでしょうか。

 


家族のカタチはそれぞれなので 理想の家庭に正解はありません

 

 

「理想の家庭に正解はないんですか?」


 

うれしいことって人によって違いますよね?

 

結婚10周年の時に、友人に聞かれました。

友人「スイートテンダイヤモンド、もらった?」

私 「もらってないよー。」

友人「えっ?ひどい。ちょうだいって言わないの?!」

私 「言わないかなー(笑)。」

 

友人にとっては「ひどい」と言われてしまう夫でも、私にとっては最高の夫です。誕生日や記念日、ここぞという時には、家事を全てやってくれます。私にとっては、プレゼントをもらうよりも、家事をやってくれることの方がうれしい。そして夫はそれを知っているので、そうしてくれています。やってくれたことに対して、素直に「ありがとう」と言えます。

 

「うちのパパは家のことをしてくれるけど、やり方が違う。そうじゃない。タイミングが悪い。子どもは迷惑がっている(笑)。」などという声を良く聞きます。しかし、パパさんは良かれと思ってがんばってくれているのではないでしょうか。もしかすると「自分はいいパパをしている。」と思っているかも知れません。ママのイライラの元になっているとは夢にも思っていないかも。

 

自分の気持ちを伝えていますか?こんなすれ違いの悲しい状況をそのままにせず、このギャップを埋める方法はただ1つ。お互いの理想を知り合うためのコミュニケーションをとることです。

 


 

仕事と家庭と自分時間の両立を当たり前にする

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